1980年代より人気なルイボスティーの魅力
ルイボスティーの魅力を解剖
ルイボスティーはマメ科のアスパラトゥス属です。
南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈の中腹で採れる植物。

ビックリするのは、世界でこの地域でしか育たないそうです。



アメリカやオーストラリアでの栽培も試みられたようですが、未だ他の場所で成功していない珍しい植物!
ホントの意味で特産品ですね。
現在では、日本だけでなく、オーストラリア、オランダ、ドイツ、イスラエル、アメリカなど輸出され、人気が高まってます。
健康志向が高まる中、多くの人々が注目しているのがルイボスティー。
この自然派飲料は、カフェインが少なく体に優しい特長を持ち、年代を問わず愛されています。
その別名や類似品から始まり、主成分や効能、さらには最適な飲み方や選び方まで、ルイボスティーの魅力を徹底解説します。
日々の生活に取り入れることで得られるメリットや、注意点についても詳しく紹介します。
植物も人もストイックな環境で育ってこそ?!
南アフリカのセダルバーク山脈は非常に日差しが強い環境で、1日の寒暖差が30℃以上の過酷な環境。
砂漠地のような酸性の土壌で地中深くに根を張り、水やミネラルを蓄えます。
日本茶の玉露などの品質の良い茶葉に共通して言えるのは、厳しい環境下で生き残った個体は栄養たっぷりで味もいいものが多い印象。
美と健康を司る『不老長寿の飲み物』
この記事のタイトルにもなってますが、ルイボスティーは、アフリカの人々に昔から愛飲さていて現地では『不老長寿のお茶』として重宝されてき多様です。
今でも、アフリカでは、各家庭で必ずと言って良いほど常備されていて、カフェなどでも標準的に愛飲されているそうです。
その名の通り、ルイボスという植物から作られるお茶で、南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈の一帯でしか生育しない希少な植物が原料です。
「ルイボス」とはアフリカーンス語で「赤い茂み」を意味し、その外観から名付けられました。紅茶や緑茶と似た赤褐色の見た目ながら、これらとは全く異なる特性を持つ点が特徴です。
ほかにも抗酸化物質であるポリフェノールが豊富に含まれていることから「抗酸化茶」とも呼ばれています。



では、いよいよ不老長寿のお茶の秘密を解き明かして行きましょう!
ルイボスティー秘密の主成分
ルイボスティーはポリフェノールとミネラルが豊富。
- フラボノイド(ルテオリン、ケルセチン、アスパラチン、ルチン)
- ジヒドロカルコンC
- 各種ミネラル(マグネシウム、カルシウム、カリウム、亜鉛、鉄など)
フラボノイドとは、ポリフェノールの一種です。



ここから先は各成分について書いて行くので、効果、効能をさっさと知りたい人は飛ばしてOK。
フラボノイド(ポリフェノール)
ルテオリン(Luteolin)
ルテオリン(Luteolin)は、抗酸化作用を持つフラボノイド(ポリフェノール)の一種。
ケルセチン
1:脂肪分解酵素『ホルモン感受性リパーゼ』を活性化させる働きがあります。
『ホルモン感受性リパーゼ』とは、脂肪をエネルギーに源に変えてくれるので、抗肥満効果、体脂肪減少作用、抗糖尿病作用など
”ダイエット”や”糖尿病予防”にオススメな成分
逆に『ホルモン感受性リパーゼ』の活動が脂質や糖などで阻害されれと、脂肪の燃焼がされにくくなって肥満の原因につながりやすい。
2:植物に含まれるケルセチン(フラボノイド)は、「シクロオキシゲナーゼ」や「リポキシゲナーゼ」といった炎症を引き起こす酵素を抑制してくれるので、体内の炎症や痛み、発熱などの原因を抑制
”抗炎症作用”や”抗酸化作用”にオススメな成分
3:腎上皮細胞の特定化合物を活性化・調節する働き
腎臓からのナトリウムの再吸収を抑制してくれるので、血圧を下げてくれる働きがある
”高血圧”の方にオススメな成分
アスパラチン
ルイボス特有の成分で、血糖値を安定させる作用があると言われています。
ルチン
抗酸化作用が強く、血管を健康に保つ効果が期待されます。
ミネラル
カルシウムやマグネシウムなど、健康な体を保つために必要不可欠な成分。
こんな感じでルイボスティーには抗酸化作用の強いポリフェノール(フラボノイド)が多く含まれてます。
ルイボスティーと秘密の効果・効能



ルイボスティーには豊富なポリフェノールやミネラルが含まれているのでこんな効果・効能があると言えるぞ。
ルイボスティーのすごい!ってところは、『スーパーオキシドジムターゼ(通称:SOD酵素)』って抗酸化物質が含まれてるってところ。(抗酸化作用)
【ルイボスティーの秘密の効果 5選】
老化防止と美肌 新陳代謝UP
人間、呼吸をして酸素(活性酸素)を体内に取り入れることによって、体の免疫力を高めています。
だがしかし!
日々のストレス、酸化した食品、食品添加物、タバコに紫外線などにより活性酸素が増えすぎると、正常な細胞や遺伝子を傷つけていまう恐れがあります。
また、増えすぎた活性酸素により、シミ、たるみの原因につながります…
そこでルイボスティーに含まれる『SOD酵素』が活性酸素の促進を抑え、新陳代謝を促進してくれたりするので、若々しい身体の維持にオススメって事なんですわ。
相乗的に美肌作りに欠かせないマグネシウムやカリウムなどのミネラルが含まれてることもルイボスティーの人気の秘密ですね。
抗アレルギー
ポリフェノールが活性酸素を抑制し、細胞の老化を防ぐ。
これにより、健康な肌や内臓の維持が期待できます。
むくみ予防と血液サラサラ
ルイボスティーに含まれるカリウム(ミネラル)とルチン(ポリフェノール)
カリウムは、むくみ改善にオススメな成分の一つで、余分なナトリウムを尿として排出してくれることによってむくみ改善に一役買ってくれてます。
ルチンも、毛細血管を作ってくれる成分で結構有名で、血行の促進にもつながってむくみ改善にもオススメな成分。



そんな有効成分をW(ダブル)で摂取できるのはありがてぇんだ。
リラックス効果
ポリフェノールがストレスを和らげてくれてストレスの軽減にもおすすめ。
血糖値の安定
アスパラチンが血糖値を安定させる手助けをしてくれます。
これにより、糖尿病予防や食後の血糖値急上昇を抑える効果が期待されます。
ミネラルの補給
カルシウムやマグネシウムが骨や歯を強化し、健康をサポートします。



カルシウムやマグネシウム以外にも鉄、カリウム、亜鉛、マンガン、銅といった。貧血予防や体のエネルギーや水分バランス、免疫力に良い成分も含んでいるところがまた凄い!んですよねぇ。
特に、ルイボスティーの評価ポイントが高いのが、鉄の吸収を阻害するタンニンが少ないのも鉄分補給に最適なためおすすめです。
ルイボスティの類似品
抽出されたルイボスティーは、紅茶や緑茶と見た目が似ているため、初めての人には間違えられることもしばしばですが、実際には全く別の植物から作られています。
類似品としては、ポリフェノール効果の高い、ごぼう茶や黒豆茶、そば茶など、それ意外にもハーブティー全般が挙げられます。






他にも、カモミールティーやペパーミントティーのように植物由来の成分をお湯で抽出して飲む点が共通しています。
しかし、ルイボスティーやごぼう茶、黒豆茶、そば茶はその独特の風味とカフェインレスという特性で、他のハーブティーと一線を画しています。
ルイボスティーの淹れ方と飲み方
ルイボスティーはそのまま飲むだけでも十分美味しいのですが、ちょっとした工夫でさらに楽しむことができます。
品質の良いルイボスティーであれば4gほどで500ml~1000mlほど抽出できます。
基本の飲み方
ホットで楽しむ
急須やポットなどで抽出するのはもちろん、リーフ自体がとても細かいため、茶器などにこびり付くのが煩わしい方は、パックになったものが使いやすくておすすめかもしれません。
基本的には4g目安のルイボスティーにお湯を沸かして入れるだけで簡単に作れます。
水でもある程度成分が抽出してくれて作れますが、お湯で抽出したほうが、ルイボスの味が引き立ち、ほんのり甘い香りが広がり、リラックス効果も抜群です。
アイスで爽快感アップ
暑い夏にはアイスティーとして楽しむ方法も。濃いめに淹れたルイボスティーを冷やして、氷を入れるだけで爽快感のある飲み物に。
アレンジして飲む
ルイボスティーにミルクを加えると、まろやかな味わいが楽しめます。紅茶代わりに飲みたい方にぴったりのアレンジです。
レモンやハチミツを加えると、風味が一層引き立ちます。特に風邪気味のときや疲れているときに試してみてください。



レモンを絞るのが面倒な時はポッカレモンを一滴いれるだけでも、水色がルビー色に様変わりしてオシャンティーな感じになるぞ。
ルイボスティーはアレンジの幅が広いので、自分好みの飲み方を見つける楽しさもありますね!
ルイボスティーの種類と選び方
ルイボスティーを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくと良いです。
ルイボスティーの選び方 4選】
原産地をチェック
本場の南アフリカ産のものを選ぶと、品質が保証されやすいです。
オーガニック認証
農薬など使用していないオーガニック製品を選ぶと安心。



基本的に南アフリカ産のものであれば、ほぼ有機のものしか見たことがないので、原産地だけチェックしておけばたいがいは問題ないかと思います。
グレードを確認
ルイボスティーには「スーペリアグレード」や「クラシックグレード」などのランクがあります。スーペリアグレードは特に高品質で、風味も豊かです。
ティーバッグかリーフか
手軽さを求めるならティーバッグ、香りを重視するならリーフタイプがおすすめ。



品質のいい物のほうが抽出量も多くなる傾向が高く、味も良いので多少値段が高くても高品質の物のほうがコスパがいいい印象です。
気になる副作用とデメリット
現在までにルイボスティーによる副作用があるという報告はありません。
ルイボスティーが原因で健康被害などにあったとう報告は前例がないですが、体質や前述した成分の中での過剰摂取による懸念があるので、以下のポイントに気を付けるとよいでしょう。
ルイボスティーを引用する際に気をつけること
マグネシウム成分(ミネラル)の過剰摂取による下痢
大量に飲むと胃腸に負担をかけ、下痢を引き起こすことがあります。
アレルギーの可能性
極めて稀ですが、植物由来のためアレルギー反応を起こす可能性もゼロではありません。
1日に飲む量は2〜3杯(500ml~1000ml)が目安と言われています。適量を守って楽しむことで、ルイボスティーの良い成分を最大限に活用できるでしょう。
まとめ
ルイボスティーは健康志向の方にぴったりの飲み物で、抗酸化作用やストレス軽減効果など多くの魅力があります。その一方で、飲みすぎには注意が必要です。
ルイボスティーで健康的な毎日を
ルイボスティーは、健康を意識する方々にとって理想的な飲み物です。
その主成分がもたらす効果から、飲むことで得られるメリットや注意点まで、幅広い紹介をしました。
この飲み物は、リラックスしたい時や健康をサポートしたい時に役立ちます。
適切な品質を選び、正しい飲み方をすることで、その効果を最大限に引き出すことができます。一方で、飲みすぎには注意が必要であることも忘れずに。
この記事を通じて、ルイボスティーをより深く理解し、心身の健康維持に繋げていただければ幸いです。ぜひ日々の生活に取り入れて、健康的で豊かな暮らしをお楽しんでみてはいいかがでしょう。



ここまで熟読していただきサンキューです。他にもお茶について面白い記事を書いていこうと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。
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